ゴルフ基礎知識③

ザバススポーツクラブ鶴見 ゴルフスクールの皆様

いつもご利用いただきありがとうございます!

今回はゴルフボールについてです。様々な種類のボールが存在しプレーヤーの技量や目的に合わせて選ぶことができます。(ゴルフは、プレーヤーが好きなボールを使ってプレーできる珍しいスポーツともいえるでしょう。)

【ゴルフボール】

写真は、スリクソンZ-STAR XV(マルチピースボール)

ボールは 直径が 4.3㎝で、硬いゴムのような樹脂で作られています。重さも約 45g 、 各種樹脂の多層構造のものがほとんどで 、ルールで公式球の大きさ、重さ、反発係数などの基準が定められています。

ゴルフボールはルールで、直径 42.67mmm以上、重量 45.93g以下 と規則で定められており、その表面には ボールが遠くに飛ぶように考案された 300から400個 程度の 小さな ディンプルと呼ばれる 窪み があります。

【ゴルフボールの分類】

糸巻きボール = 市場からほとんどなくなっている。

ワンピースボール = 耐久性に優れている。(練習場のボールに使われている)

ツーピースボール = 2層構造

マルチピースボール = スリーピース、フォーピース、ファイブピースなど

【ゴルフボールの構造】

<ツーピースボール>

コアとカバーが一体となった二層構造。打ち出し角度が高くスピンが少なく飛距離が出ます。

<スリーピースボール(マルチピースボール)>

コアとカバーの間に、ミッド層を設け多層化した最近では主流のボール。設計の自由度が増し、高性能なボール開発が可能となりました。

<ボールの名称と特徴>

コ ア =  ボールのエンジン的な役割をする。飛距離性能、スピン性能を始め、打感、打ち出しを大きく左右する部分でもある。特に、ドライバー、ロングショットでの影響が大きい。素材はプリブタジエン(90%合成ゴム)が主流です。

ミッド(中間層)= 中間層を加えることで性能が大きく向上しました。特にドライバー、ロングショットでのスピン量に影響が大きい。素材はアイオノマー(樹脂)が主流です。

カバー = 特にショートゲームでのスピンコントロール性能に大きく影響する。素材はウレタンエラストマー(スピン性能、熱、耐久性に優れる)、アイオノマー(飛距離性能)が主流です。

Filed under: ゴルフ知識 — tag2bee 11:35 PM

ゴルフ基礎知識②

【クラブについて】

ザバススポーツクラブ鶴見 ゴルフスクールの皆様

いつもご利用いただきありがとうございます!今回 はクラブについてちょっぴり解説をいたします。下記はウッドとアイアンの各部の名称です。クリック拡大して見てくださいね。

ゴルフクラブは ヘッド、シャフト、グリップ から出来ていて、ヘッドは 金属(鉄、アルミ、チタン)、シャフトは スチール、カーボン・グラファイト樹脂などが主に使われています。カーボンやグラファイト樹脂はスチールよりも軽いので、クラブの総重量を軽くすることができ、主に長いクラブ(ウッド類)に装着されています。グリップは ゴムまたはゴムに似た性質の樹脂であるエラストマーが最近の主流です。

<ウッドクラブの各部名称>

<アイアンクラブの各部名称>

<名称の解説>

ロフト角(リアルロフト)= シャフトの中心線に対してのフェース面の傾斜角のこと。

フェースプログレッション = フェース角を0度に設定した状態のときの、シャフト中心線の延長線からリーディングエッジまでの水平距離を指します。一般にこの数値が大きいほどボールは上がりやすくなります。アイアンの場合は、この数値が大きいものをストレートネック、少ないものをグースネックと呼び、小さいものほどボールがつかまりやすくなります。

スイートスポット = ヘッドの重心からフェース面に向かって垂線を引き、それがフェース面と交わった点がスイートスポットで、ここを中心とした一定のエリアがスイートエリアです。スイートスポットが低いほうがスピンを抑えることができます。

重心距離 = シャフトの中心線の延長線上からヘッドの重心までの垂線の距離のことで、距離が短いほどボールがつかまりやすくなります。

重心深度 = リーディングエッジからヘッドの中心までの水平距離の事で、深いほうが打ち出し角度が高くなりスイートエリアも広くなります。

ライ角 = フェースを目標に対してスクエアにしてアドレスした時のシャフトの中心線と地面との角度を指します。角度が多いものをアップライト、少ないものをフラットと呼びます。ライ角は主に方向に影響が出ます。ライ角の理想は、自然にアドレスをしたときに、ほんの少しトウ側が浮いている状態が最適です。

Filed under: ゴルフ知識 — tag2bee 1:00 PM

ゴルフ基礎知識①

【スイングの流れ】

ザバススポーツクラブ鶴見 ゴルフスクールの皆様

いつもご利用いただきありがとうございます。

今回 は、スイングの流れについてです。

<アドレス>

ボールを打つために構えること。

<テークバック>

クラブを後方に動かす動作。

<バックスイング> 

クラブを振り上げる動作。

<トップオブスイング>

クラブを振り上げる動作の最終ポジション。

<ダウンスイング> 

クラブを振り下ろす動作。

<インパクト> 

クラブヘッドがボールに当たる瞬間。

<フォロースルー>

ボールを打った後のクラブを振り上げる動作。

<フィニッシュ> 

スイングが終了したときの体勢。

 

以上がスイングの一連の流れで、まとめますと

アドレス → テークバック → バックスイング → トップオブスイング → ダウンスイング → インパクト → フォロースルー → フィニッシュ

となります。

また、このような言葉(用語)は、レッスン時にもよく使われるので、特にゴルフをはじめて間もない方は、覚えておくと良いでしょう。

 

 

Filed under: ゴルフ知識 — tag2bee 10:11 PM

アドレス

【アドレス】

ザバススポーツクラブ鶴見   ゴルフスクールの皆様

 

今回は、グリップに続きましてアドレスについて解説いたしたいと思います。

アドレスはスイング中、効率よく体を動かすための最低限守ってもらいたい、基本の打つ準備となる構え方です。

つまり、アドレス=体の回転の準備をする と言うことです。

グリップやアドレスが正しく行えていればスイングの仕方も自然と良くなっていくものです。

いつも同じスイングをして曲がらない球を打ちたいと、たくさんの人が望んでいるのにもかかわらず、クラブを振ることばかり考え、基本的なグリップやアドレスなど重要な部分を重要視しないことが多いのです。

アドレスやグリップが違えば、同じスイングをしたとしても同じ結果が出ませんし再現性も低いです。

ですから、正しいグリップとアドレスができていなければ正しいスイングを作る事はできません。

それでは、アドレスについて説明していきます。

(前傾姿勢)

スイングでは、上半身の前傾角度を維持したまま回転を行います。

上半身の回転軸は背骨の上部から後頭部にかけての位置です。

直立の姿勢で胸を張り、腕を下げて肘の内側を上に向けます。

(腕は地面に対し垂直です。)

上半身の形を崩さずに股関節から上半身を前傾させます。

両手グリップの位置は、左太ももの股関節の前で、

正しい角度の前傾姿勢であれば、膝と腰のちょうど中間の高さに位置しています。

あまりハンドファーストを意識するあまり目標方向に出しすぎると、

クラブが地面に刺さり気味のダウンスイングになってしまうので注意してください。

この時、体が猫背になると回転しずらくなるので注意しましょう。

肩甲骨を寄せるようにして胸を張ることが大切です。

ボールを上から覗き込むように構えると、首関節が曲がってしまい後頭部まで1本の軸になりません。

後頭部から背骨上部までの軸が一直線になるようにしましょう。

背骨軸(前傾軸)の角度は、正しい膝の曲げ角度を作った状態で、クラブを持ってアドレスした時、グリップから右手だけを離し、腕を伸ばして右太ももを触った時に右手中指が右膝頭の上部に触れる位置です。

正しい重心の位置は、両足土踏まずよりややつま先寄りの母指球に位置します。

(クラブを地面に置いてアドレスし上体を前後に揺らしてチェックしてください。)

(膝曲げ角)

膝は曲げすぎても曲げなさすぎてもダメで、程良い曲げ角度が必要で、母指球からの垂線に膝頭が触れるくらいです。(上記図参照)

あまり曲げすぎるとお尻が下がり前傾角度が浅くなりますので注意しましょう。

(両肘と腕)

先にも述べましたが、腕を下げて肘の内側を上に向けます。

腕はアドレスの時に両肘を絞るようにして胸の前に固定しておくことで、

ヘッドの固定がよりいっそうできるようになり安定したクラブの軌道が作れます。

男性の場合は左上腕が胸の上に乗り、女性の場合は左胸の横に触れる位置です。

(スタンスの幅)

スタンス幅は、踵間が30センチ(ちょうどグリップ分の長さ)

フルスイングのフィニッシュ姿勢を取った時、左膝の横に右膝がちょうど横に並ぶ幅です。

(右膝が左足甲の上に来る感じです。)

(つま先の向き)

つま先の向きは、膝と体の回転の動きに関係します。

左つま先は、膝が飛球線に対し時計方向で例えると11時方向、右つま先12時から1時方向の間が理想です。

(左つま先がこの方向ですと、バックスイングでは膝が右側に流れづらく、スエー動作が起こりづらくなり、また、インパクトからフォローにかけては体が回転しやすくなります。)

 

 

 

Filed under: ゴルフ知識 — tag2bee 10:00 AM

グリップの握り方

【グリップの握り方】

ザバススポーツクラブクラブ鶴見 ゴルフスクールの皆様

 

今回は、グリップの握り方について説明します。

グリップは、

インターロッキンググリップ(左手人差し指と右手小指を絡ませる)、

ベースボールグリップ(10本の指全部で握る)、

オーバーラッピンググリップ(右手小指を左人差し指の上に乗せる)の代表的なグリップがあり、

その中ので最もポピュラーな、オーバーラッピンググリップで説明していきます。

<左手のグリップ>

左手は、左手小指の付け根から、人差し指の付け根と第一関節との間にかけてクラブをあてがいます。

この握り方をすると、赤色の左手の肉厚の部分(掌底)が、グリップの真上に位置するようになり

しっかりと握れるようになります。(下図)

握った左手を上から見ますと下図のように、人差し指と中指のナックル(骨の出っ張り)が2つ見えます。

親指は、シャフトのセンターよりやや右に位置します。

左手は、中指、薬指、小指の三本で緩まないようにしっかりと握ります。

<右手のグリップ>

右手は、生命線の曲線に左親指が沿うようにあてがいます。

人差し指をかぎ型にして、ちょうどピストルの引き金を引くような形でグリップにひっかけるようにします。

この人差し指の握りが、クラブを縦方向に動かすために必要になりますので正しく握りましょう。

親指はシャフトの上に乗せ、小指は左手人差し指の上に載せます。

正しい角度であてがえたら、中指、薬指、小指の3本で支えるように握ります。

 

完成したグリップを上から見ると、左手のナックル2つと右手は中指と薬指の爪が見えます。

このように最低限守るべきポイントをおさえたスターティンググリップから、

コック動作で正しい縦の動きができるように微調整することが必要です。

正しい手の動きができて、フェースの向きが変わらなければ調整しても構いません。

手首の柔らかさや筋肉のつき方など個人差がありますから、皆さんが同じグリップをする必要はないのです。

左手は、上から押さえるように力を加えてフェースが右方向に開かないように、

右手は、下からクラブを支えるように力を加えてフェース向きが左方向に開かないようにして

クラブフェースの向きを一定に保つようにしています。

 

 

 

 

 

Filed under: ゴルフ知識 — tag2bee 10:00 AM

グリップとアドレス

【グリップとアドレス】

ザバスゴルフスクール鶴見    ゴルフスクールの皆様

 

皆様は、スイングの事ばかりを気にするあまりスイングの準備となるグリップとアドレスを

疎かにしていませんか? この2つは、良いスイングをするために大変重要です。

そこで、もう一度スイングの基礎でもあるグリップとアドレスについて見直してみましょう。

グリップとアドレスは、正しいスイング動作を行うための準備と考えてください。


グリップ = クラブを方向に動かすしやすくするための準備

アドレス = 体を方向に動かしやすくするための準備


それでは、グリップとアドレスの解説をいたします。

はじめにグリップです。

<グリップ>

グリップは、クラブとの唯一の接点です。スイング中にグリップが緩んでしまうと、スイングの力が伝わらず

クラブフェースの向きも安定しませんので、正しいフェースの向きでボールを打つことができません。

そのため、クラブを縦に動かしやすく緩みのないグリップが必要になります。

グリップは、ただ握るだけでなく大切な役割があるのです。

<グリップの役割>

①クラブフェースのローテーションを抑える。

簡単に言いますと、左手はテーブルを上から抑えるような被せる形で握ることで、

フェースを右方向に開きずらくします。右手は下からテーブルを支えるような形で握ることで、

フェースを左方向に開きずらくします。この相反する方向に働く力でクラブを握り、

その力と、アドレスで両肘を絞ってシャフトが左右に動かないようにする力との共同の作業で

スイング中のクラブフェースの向きを正しい向きに保つのです

②クラブヘッドの高さを一定に保つ。

もう一つの役割は、クラブに対して押し支え力を働かせています

①の手の向きでクラブを握り、左手の平の小指の下のふくらみの部分(掌底)を通して、

クラブに上から押さえる力を加え、右手の親指以外の四本の指が左手の抑え力に抵抗するように、

下から支える力を加えます。

このように上と下から抵抗するようにクラブに力を加えることで

クラブの高さを一定に保つ役割をしているのです。

つまり、クラブを横方向には動かしずらく縦方向に動かしやすいグリップということになります。

また、クラブを横方向に動かすのは、手や腕でなく体がその役割を行うということになるのです。

次回は、クラブの握り方について、詳しく説明したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Filed under: ゴルフ知識 — tag2bee 10:22 AM