ルール改定について
ザバススポーツクラブ鶴見 会員の皆様
いつもご利用ありがとうございます。
木曜日レッスン担当の 横 山 です。
皆様いつもブログを見ていただきありがとうございます。
今回で、私のブログは年内最終となりますが、今回はオリンピック年度ごとに改定されるルールについて少しお話いたしたいと思います。
【2019年からのルール改定について】
すでに知っている人もいると思いますが、ゴルフのルールが2019年1月1日から大幅に改定される予定です。
ルール改定は五輪開催の年に、ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)の連名で通達されます。
今回は今までにない試みで、早い段階から世界中のゴルファーに向けてルールの改定に向けた提案をして、6ヶ月の間にインターネットを通じてフィードバックを受けた上で、18年の半ばに決定する方法をとりました。
今年8月末で締め切ったゴルファーからの反応が気になりますが、ルールの簡素化によるプレー時間の短縮と、わかりやすいルールでゴルフが身近なスポーツになり、競技人口増加につながることが期待されます。
今回の改定は、それがR&AとUSGAの狙いのようです。
今回の改定のポイントは、
①ルール簡素化によるプレー時間の短縮
②「ゴルフルールは複雑すぎてわかりずらい」との声に応えることで、ゴルフ人口減少に歯止めをかけること
にあるようです。みなさんにも大いに関係してくるルール改定には以下のようなものがあります。
<バンカーなどハザード内での規則が簡素化される>
ハザード内(バンカーなど)のルースインペデイメント(葉や枝、小石など)を取り除くことはできませんが、改定では罰がなくなります。その際、手やクラブが砂に触れても大丈夫です。ただし、アドレスしたときに触れた場合は今までのルール通りに罰になります。
<パッティンググリーンの規則の緩和>
改定ではグリーン上でパッティングした時に、ボールがピンに当たっても罰はなくなるので、ピンを立てたままでもOKなのでプレー時間の短縮ができます。現在は、ピンを立てたままグリーン上でパティングをして、ボールがピンに当たった場合は2罰打になります。このため、カップの位置が確認しづらいときは誰かにピンを持ってもらい、途中で抜いてもらう必要があり時間がかかります。
また、パッティンググリーン上のスパイクマークやシューズによる傷、動物による傷やその他の傷を修復することができます。
<バンカー内での「アンプレアブル」の処置が変更>
バンカーに入ったボールが「目玉」になったり、ショットができなかったりボールが出る状況ではなかったりしたときは、「アンプレアブル」を宣言し、1打を加えてバンカー内のしかるべきところにドロップしますが、それでも難しいことがあります。
今回の改定では、付加が「2罰打」になりますが、ピンとボールを結んだ延長線上であれば、バンカー外にドロップできるようにもなります。
<ボールが動いたときの罰が軽減される>
「明らかに故意に動かした」場合以外は違反ではなくなることになります。
昨年7月に2016年の全米オープン覇者、ダスティン・ジョンソン(米国)への「1罰打」事件、覚えていますか?
ジョンソンは最終ラウンド5番ホールのグリーン上で、パーパットを打つ直前にボールが動いたと申告しましたが、自身は動かしたわけではないと主張し、競技委員もそのままプレーを続行させましたが、競技を進める間に別の競技委員が映像を確認し、同選手の動作がボールの転がりに影響した可能性を指摘し、12番ホールに入る直前にジョンソン自身に通達、ホールアウト後に1罰打となりました。
最終的には、ジョンソンは2位に3打差をつけて優勝しましたが、後味の悪い大会になりました。その事件後、今年1月からは同様のケースでは無罰となっていますが、今回の改定ではラフや林の中などでボールを探しているときに「誤って」ボールを動かしても罰はなくなります。
<ドロップの方法が大きく変わる>
現在のドロップ方法は、肩の高さからボールを落としますが、バンカー内でドロップした場合はボールが砂にめり込んだり、ラフでドロップしたら芝の中に沈んでしまうことがあります。改定では「落とす」方法であれば、長さ(高さ)は問われなくなります。つまり、プレース(置く)しなければほとんど自由なやり方でのドロップができるということです。
このほかにも、救済を受ける場合、現在は「長さ」が基本になっていますが、新しいルールでは20インチ(約50センチ)、80インチ(約2メートル)を基準とした「エリア」にするなどの内容もあるようです。
また、打順に関しても前のホールのスコアにこだわらず準備のできた人から打つことを推奨し、ボールを探す時間が5分から3分に短縮されるなど、明らかにプレー時間を短くする目的の改定案も盛り込まれています。
以上ですが、皆様
このルール改定は2019年から
ですのでくれぐれもお違いのないようにしてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。今後も皆様のお役に立つようなブログ作りをしたいと思っておりますので、どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。